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Good to know.

Wednesday, December 07, 2005

TGV(その1) 

TGV(テジェヴェ)というのはフランスの高速鉄道、いわばフランス版新幹線のこと。日本の新幹線と最高速度を競ってる。

パリからアングレームに移動するのにはこのTGVを利用した。おそらく、ヨーロッパ以外の国の人がフランス国内を移動するのに鉄道を利用することはあまり無いと思うので、ちょっと貴重な体験だったかも。

TGVの路線はパリを中心として放射状に広がっている。パリを中心に…とは言っても東京駅のように1つの駅から全ての路線が出ているわけじゃない。パリ市内にはターミナル駅がいくつもあって、地中海方面はリヨン駅、北ヨーロッパ方面はパリ北駅、といった感じに路線ごとに駅が異なる。

それでもどこの駅もデカイ建物でホームの数も多い。加えて、文字通りターミナル(終点)となってて線路が途切れてるので、通過駅の多い日本ではあまり見ないホームの形になってる。要するに正面から駅に入っていくと横にズラァーっと線路(ホーム)が現れる。TGVがこっち向いてる。

僕が利用したのは大西洋線のTGVが発着するモンパルナス駅。正面にモンパルナスタワーがそびえたっていて、近代的な趣だった。

3階建てで、階毎に地下鉄や地上路線等と分かれているようだった。とりあえず地上を走るのだから1階だろ、と思って入り口から直進していった。改札があったけどなんだかこじんまりとしていて様子がおかしい。路線図(らしきもの)を見てもAngouleme(アングレーム)の文字はない。どうやらここではないらしい。

しかし地図を見てもTGVに乗るにはどこに行っていいのやらサッパリ分からない。何しろ案内のサインは全てフランス語。やってらんねー…と英語嫌いなフランス人を呪いつつ、うろうろしていると「Grand Ligne」というサインのついたエスカレータを発見。こういうのはフィーリングで分かる。Ligneはラインっぽいから、上の階に行ったら別の路線があるんだろう。

どういうわけか3階から発車するTGVの駅を見つけ、英語の案内を表示してくれる自動券売機で切符を買いホームに向かう。

TGV駅は改札が無くホームまで自由に行き来できる。ただしそこらじゅうにある黄色い機械で切符に刻印をしないと有効にならない。無刻印の切符は車掌に見つかると高額の罰金を取られる。

ホームには列車と向かい合う形でカフェやら雑貨屋(?)といった店があり、ベンチやヒーターが置いてある。小腹が減ったら何か買おうと思いつつ、その辺のベンチで待つことにする。この間、アジア系の人は2人ぐらいしか見かけなかった。しかも観光客のようにも見えない。
日本だと新幹線に乗る外国人を良く見かけるけど、TGVはそうでもないのかな。というかフランス人と見分けがつかない&日本人はバス移動ていうのが答えか。

それはともかくこのホーム寒い。スズメやハトがいる…。室内のようで実は屋根がついてるだけだった。
ちょっとだけ暖かい待合室を見つけて、じぃーっと待つ…。もう少し厚着してくれば良かったと後悔。

つづく。
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